夏芽と過ごした最後の1週間 


腹水が減って、私は少し舞い上がっていました。

それまで夏芽の負担を考えて、通院は極力避け、薬だけを定期的に貰いに行っていたんですが、
その日、私は数週間ぶりに夏芽を病院へ連れて行きました。

もしかしたら、治るのかもしれない。
もしかしたら、FIPじゃないのかもしれない。
もしかしたら、、、。
もしかしたら、、、、。

そんな期待をし、ドキドキしながら夏芽を病院へ連れて行きました。

私だけでなく、夫も友達も期待してくれていました。
でも、先生だけはあまり良い反応ではありませんでした。

『脱水により吸収されたんじゃなければいいのですが、、、。』

私は予想外の先生の反応にショックを受けました。
それでもやっぱり、、、奇跡を信じていました。


でも、そのあたりから夏芽の元気、食欲は落ちていきました。

ごはんタイム。
『ごはーん!』とりあえず鳴いて、待ってくれるのですが、
お皿を前にすると、やっぱりいらない、、、、って食べなくなりました。
食欲が落ちた時のために、FIPだとわかった時から色々なフードを試していました。
そして、好きなフードを把握し常に準備していたのですが、そのフードさえほんの少ししか食べてくれなくなりました。

それでも、、、。
穏やかにご機嫌に過ごしてくれていました。


『日向ぼっこ行こうか。』
毎朝、ごはんタイムが終わり片付けが終わると、
同室のみんなと日差しの気持ちいいオトナ部屋に移動しました。



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仔猫嫌いのさくにも動じない夏芽に、いつのまにかさくも怒らなくなりました。



私が座ると、すかさず飛んできて、くっついて座り。。。
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私が立ち上がると、お気に入りの椅子の上に移動して。
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私の用事が終わるのを待ってくれていました。
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『はやくミルクあげて、戻ってきてね。』



仔猫部屋に戻っても、夏芽はいつも膝の上。
そして、ニカ、アイシャ、穂高、空一、みんなその周りに集まり、のんびりお昼寝をしました。



みんなと
膝の上から、ニカにちょっかいを出すお茶目な夏芽。



少しずつ少しずつ、さらに食べる量が減っていき、、、。
強制給餌になりました。
決して歓迎はしていないようでしたが、何とか私の想いに応えて頑張って飲み込んでくれていました。

結局最後は逃げちゃうんだけど、、、。
『わかったよ。また次、頑張ろうね。』
そう言って、強制給餌をやめると、夏芽はすぐに膝の上に戻ってきて、ゴロゴロ言って甘えました。



少しずつキツそうになる夏芽。
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それでも、
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そばを通る、シルのふわふわの尻尾にちょっかいを出したり、、、。
相変わらずお茶目な姿を見せてくれていました。



何とかここを乗りきって欲しい、、、。

そしたら、きっとこれからもずっとのんびり日向ぼっこして暮らせる。

『夏芽はきっと元気になるから。』
膝の上の夏芽を撫でながら、何度も何度も話しかけていました。



がっくり体調が落ちたのは土曜日。
頑張って飲み込んでくれていた強制給餌も受け付けてくれなくなりました。

それでも、まだ奇跡を信じていた私。
再度病院へ連れて行き、点滴とインターフェロンの注射をうっていただき今後の治療の相談をしました。

ここを乗り切ったら、きっとまた食べられるようになる、、、。
そしたらきっとまた元気になる、、、、。

でも、血液検査の数値はすべてが悪くなっていました。
貧血もあり、黄疸もありました。

奇跡はおきない、、、、。

その時、やっとその事がわかりました。
その日の夜、
点滴の効果もなく、膝の上にも乗ってこなくなった夏芽を見て、
私は、すべての治療をやめる事を決めました。

つらい決断ですが、、、。
夏芽との残りの時間を少しでも穏やかに、、、、。

もうトレイに立つ事もできませんでした。
せめてずっと抱っこしていたかったのですが、夏芽はそれを望みませんでした。
弱った姿を見せたくなかったのかもしれません。

最後の夜は一睡もせず、見守りました。
夏芽はかなりきつそうでした。
胸水が溜まってきたのかも、、、、そんな呼吸でした。
抱っこしたり撫でたりすると、心拍数があがるのか呼吸がさらに苦しそうになるので、
少し離れたところでただただ見守りました。
時々、声をかけながら、、、。

そして朝を迎えました。
夏芽におはようを言い、
『ミルクあげたらすぐに戻ってくるから待っていてね。』と、頭を撫でました。
夏芽は穏やかな顔をしていました。

それが、夏芽との最後でした。

夏芽は私がミルクをあげて戻ってくる1時間ちょっとを待っていてはくれませんでした。
せめて、抱っこして看取りたい、、、そんな希望も叶えてはくれませんでした。

でも、不思議と後悔はありませんでした。
夏芽はヒトリになる時を待っていたのだと思います。
最期を見せたくなかったんだと思います。
最期まで夏芽は強くて凛としていました。
最期まで夏芽は私の大好きな夏芽でした。

キツそうだった2日間の写真はありません。
体調が悪くなってから、猫ベッドに入りほとんど出てこようとせず、
目があっても、目を逸らしていたので、、。
きっと弱った姿は見られたくないんだろうと思い、撮りませんでした。

でも、闘い終えた夏芽はとても穏やかでキレイな顔をしていました。
良かったら、見てやってください。




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夏芽、、、。
今日も、こちらは日差しがとても気持ちいいです。
そちらはどうですか?
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いつかまた、一緒に日向ぼっこしようね、、、。
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夏芽ちゃん、ありがとう…

夏芽ちゃん、穏やかないいお顔してます。
ゆっくり休んでね…
お母さんやみんなのことお空からヨロシクね
最期までがんばった夏芽ちゃん…
忘れないよ…ずっと心のなかにいるよ…
ありがとう…

いつも前向きな夏芽ちゃんだったので。

いつも前向きな夏芽ちゃんだったので、おててが揃っているからだでないと、めんどくさかったのね、きっと。
早くうまれかわりたかったのね、きっと。

おかあちゃんが、CIGARかあちゃんで、よかったね、夏芽ちゃんって、名前もとってもよかったね!!

夏芽ちゃん、安らかに

奇跡を信じていたのですが・・・
残念でなりません
夏芽ちゃん、よくがんばったね。
立派だったね。
CIGARさんの愛情につつまれて
しあわせな猫生だったと思います。

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